電子定款ガイド
紙の定款には収入印紙4万円がかかります。電子定款(PDF+電子署名)なら0円。その差額をなくすための道案内です。
紙 4万円 vs 電子 0円
紙の定款
40,000円
収入印紙代(印紙税)がかかります。プリントして製本し、押印して提出します。
電子定款
0円
PDFに電子署名して提出すると印紙代がかかりません。その代わり、署名の準備がひと手間必要です。
2026年7月時点の情報です。制度・手順は変わることがあります。最新は公式サイト(法務省・法務局・地方法務局)で必ず確認してください。
必要なもの
- マイナンバーカード(署名用電子証明書つき・暗証番号がわかること)
- ICカードリーダー、またはマイナンバーカードの読み取りに対応したスマートフォン
- 定款をPDFにする手段(このツールで作った定款をPDFで保存できます)
- PDFに電子署名を付す手段(Adobe Acrobat Reader + 署名プラグイン、または公的個人認証サービスに対応した署名ソフト等)
- 法務局のオンライン申請を使う場合は「申請用総合ソフト」等の準備
署名手段・ソフトの対応状況は時期により変わります。2026年7月時点の情報です。最新は公式サイトで確認してください。
手順(4ステップ)
PDF化する。 完成した定款をPDFにします(このツールの「PDFで保存」で定款だけを出力できます)。文面の最終確認もここで。
電子署名を付す。 マイナンバーカードの署名用電子証明書で、PDFに電子署名を付します。カードリーダー又は対応スマホで読み取ります。
提出方法を選ぶ。 法務局のオンライン申請で提出するか、電子署名済みPDFをCD-R/USBに保存して法務局へ持参・郵送します。
登記申請する。 定款・登記申請書・登記すべき事項・決定書・就任承諾書・払込証明書などをそろえて法務局に申請します。
手順の細部は監修前の情報です(2026年7月時点)。実際の署名方式・提出先の要件は、法務局・法務省の公式案内で確認してください。
送付先・手続きの窓口
提出先と問い合わせ先の公式サイトです。手続きの入口はここから入ります。
- 登記・供託オンライン申請システム(登記ねっと 供託ねっと)↗ 商業・法人登記のオンライン申請と電子公証手続の入口です。申請用総合ソフトもここから入手します。
- 日本公証人連合会|公証役場一覧↗ 株式会社の定款認証を受ける公証役場を探せます。本店所在地の都道府県内の役場に、事前予約のうえで連絡します。
- 法務局|管轄のご案内↗ 登記申請書を出す法務局(本局・支局・出張所)を調べられます。書類づくりの画面で自動判定した庁名の確認にも使えます。
いずれも2026年7月時点で確認した公式サイトです。URL・受付方法・窓口の名称は変わることがあります。申請前に各サイトで最新の案内を確認してください。
株式会社の場合:定款の認証が必要です
合同会社と違い、株式会社は定款を公証人に認証してもらう必要があります。電子定款にできるのは同じですが、認証というステップがひとつ増えます。
| 合同会社 | 株式会社 | |
|---|---|---|
| 定款の認証 | 不要 | 必要(公証役場) |
| 認証手数料 | — | 3〜5万円(資本金による) |
| 謄本代 | — | 約2,000円 |
| 収入印紙(紙の定款) | 40,000円 | 40,000円 |
| 収入印紙(電子定款) | 0円 | 0円 |
認証手数料の刻み:資本金100万円未満は3万円/100万円以上300万円未満は4万円/300万円以上は5万円。
電子定款で認証を受ける流れ
定款案をPDFにして電子署名する。 発起人がマイナンバーカードの署名用電子証明書で署名します。
公証役場に事前連絡する。 管轄は本店所在地の都道府県内の公証役場です。定款案を先に送って内容を確認してもらうのが一般的で、予約が必要です。
認証を受ける。 公証人とのオンライン面談(ウェブ会議)で認証を受けられる取り扱いがあります。対応の可否・必要な機材は役場によって異なるため、事前に確認してください。
認証済みの定款を受け取り、登記申請に添付する。 手数料と謄本代はこのときに支払います。
株式会社の認証手続き・オンライン面談の運用は役場や時期によって異なります。2026年7月時点の情報です。最新は日本公証人連合会・各公証役場の案内で必ず確認してください。なりわいさんは認証の代行はしません。
よくある質問
- 電子定款にすると必ず0円になりますか。
- 電子定款にすると収入印紙代(4万円)はかかりません。ただし登録免許税や、必要に応じた実費(カードリーダー等)は別途かかります。2026年7月時点の情報です。
- 合同会社でも公証人の認証は必要ですか。
- 合同会社の定款は、株式会社と異なり公証人の認証は不要です。作成して電子署名し、登記申請に添付します。最新の取り扱いは公式サイトで確認してください。
- マイナンバーカードがない場合はどうすれば。
- 紙の定款(収入印紙4万円)で進めるか、電子署名を代行できる専門家(司法書士・行政書士等)に依頼する方法があります。なりわいさんは代行はしません。